介護職を無資格や未経験で目指している皆様。
- 実際のところ無資格で転職ってどうなの?
- 本当に無資格で働けるの?
という疑問にお答えします。結論から言うと介護職への適性がある方であれば無資格で就業を開始しても問題はありません。
- 無資格・未経験でも仕事は可能。無資格で介護の仕事でできることできないこと。
- 無資格の介護職の方がまずは取得を目指すのは「介護職員初任者研修」
- 「介護職員初任者研修」資格を取るとどうなる
- 無資格・未経験で介護職として働くメリット・デメリット
- 資格は就業前に取るべきか、働きながら取るべきか
- 無資格が仕事をしながら「無料」で資格取得できるのは「かいご畑」
無資格・未経験でも仕事は可能。無資格で介護の仕事でできることできないこと。
訪問介護事業所は無資格で働くことができません。それ以外の以下のような介護施設では無資格でも働くことが可能です。
- 病院、クリニック
- デイサービス、デイケア
- 特別養護老人ホーム
- 有料老人ホーム
- 介護老人保健施設
- サービス付き高齢者向け住宅
- グループホーム
- 小規模多機能型施設
- ショートステイ
上記の施設の中でも送迎業務、生活援助、その他事務などは資格がなくても従事することが可能です。
ただし、専門知識や技術が必要な仕事には従事させることができないので、必然的にできる業務の範囲は狭まってしまうでしょう。受講費用は一般的に5〜10万円程度になります。
ハローワークの職業訓練で受講することも可能で、一定の条件を満たすと5〜10万円程度かかる資格取得費用が無料となります。
無資格の介護職の方がまずは取得を目指すのは「介護職員初任者研修」
介護職員初任者研修は、介護施設に従事する職員がまず最初に受講することを推奨される研修です。
カリキュラムは以下のようになっています。
科目 | 時間数 |
---|---|
職務の理解 | 6時間 |
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
介護の基本 | 6時間 |
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
老化の理解 | 6時間 |
認知症の理解 | 6時間 |
障害の理解 | 3時間 |
こころとからだの仕組みの生活技術 | 75時間 |
振り返り | 4時間 |
合計 | 130時間 |
資格の取得に必要な受講時間は合計130時間で、最短だと14日間で取得が可能です。
自宅での通信、または、学校やスクールへの通学によって受講することが可能です。最後に筆記試験である修了試験に合格することで修了になります。
「介護職員初任者研修」資格を取るとどうなる
介護職の仕事を取ると担当できる業務の範囲が広まります。雇う側や利用者からとしても資格保持者ということになり信頼されることになります。
それだけではなく、厚生労働省が「介護職員処遇改善加算」制度を実施しているため資格者がいる施設は通常よりも多くの報酬を貰うことが可能になっています。
そのため、資格保持者の給料は無資格者と比べても高くなっています。
無資格・未経験で介護職として働くメリット・デメリット
無資格・未経験で介護職として働くメリット・デメリットを紹介します。
働きながら知識を吸収できる
研修と実務を並行して行うことで働きながら知識を吸収することが可能になっています。
資格の研修と実務を並行して行うことで知識をより具体的に定着させることができます。
介護職への適正が資格取得前にわかる
資格を取得してから実際に介護施設で働く場合は、働きだしてからやっぱり自分は介護職にはむいてないと感じで辞めてしまう方がしばしばいます。
資格を取得する前に実際に介護を仕事として経験することで自分が本当に介護職に向いているかどうかの適性を判断することできます。
資格を取得してからやっぱり向いていないとなると、資格取得費用も無駄になってしまいます。
「介護福祉士」の取得要件である実務経験3年に含めることができる
国家資格である「介護福祉士」の資格取得には「介護職員初任者研修」の受講と実務経験3年が必要です。
この実務経験3年には「介護職員初任者研修」受講前に介護業務に従事していた期間も含めることが可能です。そのため、いち早く介護福祉士を目指すことが可能になります。
同僚から足手まといと思われてしまうデメリットも
ただでさえ人手不足の介護施設です。なんの知識もない人が入職してきても適切にサポート、教育してくれる事業所ばかりとは限りません。
適切な教育を受けられずに仕事を続けると事故が発生してしまうかもしれません。できなくて当たり前ですが、同僚からは足手まといと思われてしまうこともあるかもしれません。
資格取得前に介護施設で働きたい場合は、最低限、無資格者のサポートが充実している施設で働くということが重要です。
資格は就業前に取るべきか、働きながら取るべきか
介護職の資格は他の資格と違い就業前に取ることも就業後に取ることも可能です。
就業前に取る場合は、就業後にしっかりとした知識をもった状態で仕事をはじめることができます。また、就業する施設の選択肢も増えることになると思います。就業後に自分は介護には向いていないかったと思って介護職を辞めてしまうリスクがあります。
就業中に取る場合は、仕事をしながらなので知識の理解度が高くなります。しかし、就業先の選択肢は少なくなると思います。現在の金銭的な状況によってはすぐに仕事をはじめて給料を得ることができるというのは大きなメリットになります。
どちらも一長一短なので自分の人生プランにあった選択をすることが重要です。
無資格が仕事をしながら「無料」で資格取得できるのは「かいご畑」
介護職の派遣・転職サービスである「かいご畑」では仕事をしながらの資格取得を無料でサポートする制度「キャリアアップ応援制度」を実施しています。
無資格・未経験でも安心して先輩方から指導を受けながら仕事をしながら資格を取得することが可能です。
厚生労働省が定める優良派遣事業に認定されている「株式会社ニッソーネット」での派遣スタッフとして就業するので、安心できる環境で働くことができます。